アントシアニンは目の健康に良いだけでなく、他にもさまざまな効果があります。

ここでは、アントシアニンに期待される効果をまとめました。

アントシアニンが目にいい理由

ベリー類に多く含まれるアントシアニンは、ロドプシンの再合成をサポートする作用があります。

ロドプシンとは、目の網膜にある紫色の色素のことで、ロドプシンに光が当たる事によって生じる信号が脳に送られて、私たちはモノを見ることができます。

ロドプシンは光を受けると、ビタミンAに分解され、もう一度ロドプシンに再合成されるというサイクルを繰り返します。

長時間目を酷使すると、ロドプシンの再合成が間に合わず、ロドプシンは減少していきます。

するとモノが見えにくくなるのです。

ブルーベリーなどに多く含まれる色素のアントシアニンには、ロドプシンの再合成を促進することで、目の疲れを回復してくれます。

アントシアニンは網膜に張り巡らされた毛細血管の保護して、血液循環を促し、角膜・水晶体などに含まれるコラーゲンを安定させる効果もあると考えられています。

夜間の視覚機能改善効果

アントシアニンは「第二次世界大戦中に、イギリス軍のパイロットがブルーベリーのジャムを食べたところ、暗い所での視力が改善し、はっきりと物が見えた」という報告があったことが研究をすすめるキッカケになったと言われています。

アントシアニンの研究は1915年くらいから始まっていたそうですが、1964年には、アントシアニンを摂取することで視力が改善し、夜目が効くようになったとの臨床データが残されています。

糖尿病性網膜症の予防効果

糖尿病には3大合併症と言われるものがありますが、そのうちのひとつが糖尿病性網膜症です。毛細血管のトラブルによる網膜剥離などを引き起こすリスクがあります。

アントシアニンの一種、デルフィニジンには、毛細血管のトラブルを解消するので、糖尿病性網膜症の改善にも効果が期待できるのです。

アントシアニンの抗酸化作用

アントシアニンは、万病のモトと言われている活性酸素を除去する抗酸化作用が高い成分です。

活性酸素は、紫外線やストレスなどで体の中に発生し、大量に発生すると、ガンや脳卒中、動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。老化の原因でもあります。

アントシアニンは活性酸素を除去することで、生活習慣病や老化、ガンの予防にも期待が高まっています。

コラーゲンの合成を促進

コラーゲンは美肌のモトとして美容製品によく使われていますね。コラーゲンは皮膚の弾力性を保つたんぱく質で、みずみずしい肌を保つのに必須の物質です。

コラーゲンは目の角膜や水晶体にも多く含まれています。

アントシアニンはコラーゲンの合成を促進するので、目の角膜や水晶体の健康維持に有効です。

毛細血管を強化する効果

アントシアニンには、ビタミンPに似た働きをします。

ビタミンPは、フラボノイドとも呼ばれ、血小板の凝固を抑制し、血液をさらさらにする作用があることが知られています。

アントシアニンにも血管の保護・強化、循環機能の改善効果があると考えられます。

抗炎症

アントシアニンには炎症を押さえる効果も確認されています。

アントシアニンはアスピリンの10倍ともいわれる抗炎症作用を持っています。

胃にも負担がかからないというのは大きなメリットですね。

肝機能向上・高血圧改善

農林水産省の実験で、肝障害のラットにアントシアニンを含むアヤムラサキジュースを飲ませると、血液中の有害物質が30%程度まで低減したことが確認されました。

この報告から、アントシアニンは肝機能を向上させる働きがあるのではないかと言われています。

最近の研究では、アントシアニンが血圧を上昇させる酵素の働きを阻害することが明らかになり、高血圧を改善する効果もあると言われています。

アントシアニンサプリに健康被害や副作用はあるのでしょうか?

視機能改善だけでなく、さまざまな健康効果のあるアントシアニンですが、副作用や健康被害は報告されていないのでしょうか?

アントシアニンは摂取後24時間で体外に排出され、体内に蓄積されないので、飲みすぎたとしても、副作用や健康被害の心配はほぼありません。

サプリメントは食品なので、薬のような副作用が起こることは考えにくいです。ただし、アントシアニンサプリの中にはアスタキサンチンを配合している商品もあり、甲殻類アレルギーなど、食品アレルギーがある場合には、服用する前に、アレルギー物質が含まれていないかどうか、成分を確認することが必要です。

サプリメントは用法・用量を守りましょう

アントシアニンサプリに限りませんが、サプリメントは手軽に飲めることもあり、過剰摂取になることもあります。

アントシアニンは余分に摂っても吸収されずに体外に排出されるので問題はありませんが、アントシアニンサプリには、他にもルテインやビタミンE、ベータカロチン、クロセチンなど他の成分も合わせて配合されているものが多いです。

これらの中には過剰摂取によって健康被害が発生するものもありますので、1日の用量を守って飲むようにしましょう。

例えば、ビタミンBやビタミンCといった水溶性のビタミンは過剰摂取しても体外に排出されますが、ビタミンEやビタミンAは体内に蓄積されていくので、健康被害のリスクが皆無ではありません。

1日の用法、用量を守って摂取するようにしましょう。